COLUMN
プロと素人の写真、どこが違う?学校の魅力を引き出す撮影のコツ
2025.07.04更新
デザイン印刷撮影
学校案内、ホームページ、DMなど、学校の顔となる媒体に掲載する写真。 プロのカメラマンに依頼するか、それとも広報担当者が撮影するか、悩む方もいるのではないでしょうか。 もちろん、プロに頼めばハイクオリティな写真が手に入りますが、素人でも工夫次第で魅力的な写真を撮ることは可能です。
プロのカメラマンと素人広報担当者の写真、その違いとは?
プロのカメラマンは…
単に「綺麗に撮る」だけでなく、
**「学校のコンセプトや魅力を最大限に引き出す」**ことを追求します。
◆光の捉え方:
プロは、自然光や照明を巧みに操り、被写体を最も美しく見せる光の方向や強さを熟知しています。素人では気づかないような、わずかな光の加減が写真の印象を大きく左右します。
◆構図のセンス:
被写体の配置、背景とのバランス、空間の活かし方など、見る人の視線を誘導し、伝えたいメッセージを効果的に伝える構図を作り出すのがプロの腕の見せ所です。
これが素人では一番難しいかもしれません。
イベントや授業風景、何気ないショットもプロのカメラマンは何度も構図を確認し、最高の構図を作ります。
◆機材と技術:
高性能なカメラやレンズを使いこなす技術はもちろん、撮影後のレタッチ(画像編集)によって、色味や明るさを調整し、さらに魅力的な写真に仕上げます。
◆ストーリーテリング:
単なる記録写真ではなく、そこに写る生徒たちの表情や学校の雰囲気を「物語」として切り取り、見る人に感情移入させる力を持っています。
一方、素人である広報担当者の写真は…
残念ながら「記録的」になりがちです。
しかし、学校の日常を最もよく知っているのは広報担当者であり、その強みを活かせば、プロには撮れないリアルな魅力が詰まった写真を撮影できる可能性も秘めています。

素人が魅力的な写真を撮るための7つのポイント
プロのクオリティには及ばずとも、ちょっとした工夫で写真の質は格段にアップします。
ここでは、広報担当者が学校の魅力を引き出す写真を撮るためのポイントを7つご紹介します。Point.1 光を意識する
自然光を味方につける: 曇りの日や、早朝・夕方の柔らかい光は、被写体を優しく照らし、影ができにくいのでおすすめです。逆光は避け、被写体が明るく見える方向から光が当たるように意識しましょう。
レフ板を試す: 白い画用紙や段ボールでもOK。光を反射させて、被写体の影を飛ばしたり、明るさを補ったりできます。Point.2 構図を工夫する
※とっても重要!
三分割法: 画面を縦横に三分割し、被写体をその線や交点に配置すると、バランスの取れた構図になります。
日の丸構図を避ける: 被写体を真ん中に置く「日の丸構図」は単調になりがちです。少しずらすだけで、奥行きや広がりが生まれます。
リード線を使う: 視線を奥に誘うような直線(廊下、手すりなど)を写真の中に取り入れると、奥行き感を演出できます。Point.3 被写体を絞り込む
※とっても重要 なんとなく全体を撮りがち
主役を明確に: 何を一番伝えたいのかをはっきりさせ、それ以外の余計なものを写さないように意識しましょう。
引き算の美学: シンプルな構図ほど、被写体の魅力が際立ちます。Point.4 目線を意識する
※とっても重要です
生徒の目線に合わせる: 子供たちの表情を撮るなら、かがんで同じ目線で撮影すると、より自然な表情を引き出せます。
動きを捉える: スポーツの授業や休み時間の様子など、躍動感のあるシーンは連続写真で撮影し、ベストショットを選びましょう。Point.5 背景に気を配る
スッキリとさせる: ごちゃごちゃした背景は、被写体を際立たせません。できるだけシンプルで、被写体を邪魔しない背景を選びましょう。
ボケを活かす: スマートフォンでも背景をぼかす機能があります。被写体を浮き上がらせ、プロのような雰囲気を出すことができます。Point.6 連写を積極的に使う
特に動きのあるシーンでは、連写機能を使ってたくさんの枚数を撮影しましょう。その中から最高の瞬間を切り取ることができます。
動きを捉える: スポーツの授業や休み時間の様子など、躍動感のあるシーンは連続写真で撮影し、ベストショットを選びましょう。Point.7 加工アプリを活用する
明るさやコントラストの調整、色味の補正など、無料の加工アプリでも手軽に写真のクオリティを上げることができます。ただし、加工しすぎは禁物。自然な仕上がりを心がけましょう。
いかがでしたか?
プロのような写真は難しくても、これらのポイントを意識するだけで、学校の魅力が伝わる写真が撮れるはずです。
写真が学校案内、DMのクオリティを決めると言っても過言ではありません。
貴校の素敵な生徒さんの魅力を最大限に引き出す写真を広報に使って頂きたいです。
やはり、写真はプロに。。。と感じられましたらお気軽にお問合せくださいませ!
日本全国撮影にお伺いいたします。