COLUMN
Z世代は“モノよりストーリー”で動く。
2025.10.31更新
高校生が手に取るノベルティ。
かわいい・使える・SNS映えする ー そんな“モノとしての魅力”ももちろん大切ですが、
本当に印象に残るのは「その学校らしさ」や「想い」が感じられるストーリーです。
ノベルティは単なる配布物ではなく、“学校の価値観を伝えるメディア”。
今回は、ノベルティにメッセージを込めて設計する考え方をご紹介します。
ノベルティは「想いを届けるメディア」
オープンキャンパスやガイダンスなど、学校広報の現場で最も手に取られるツールがノベルティです。
だからこそ、”何を配るか”よりも、“なぜそれを配るのか”を意識することが大切です。
たとえば「美容の力で人を笑顔にしたい」という想いを持つ学校なら、
ハンドケアグッズやミラーなど、自分や人を大切にする気持ちを形にしたアイテムがぴったり。
「地球にやさしい学校づくり」を掲げているなら、再生素材を使ったトートバッグなど、
理念とリンクするアイテムを選ぶと一貫性が生まれます。
ノベルティは、学校の姿勢や世界観をさりげなく伝える最強のツールでもあるのです。
「この学校らしさ」を形にする、ストーリー設計のステップ
- 学校の個性を洗い出す
学生の雰囲気、学科の特徴、キャンパスの空気感などを整理します。 - 伝えたい価値を一言で言語化する
「挑戦を楽しむ」「自分の個性を表現する」「仲間と支え合う」など、キーワードを決めてみましょう。 - その価値に合う“アイテム・デザイン・言葉”を選ぶ
「挑戦=炎」「やさしさ=自然素材」「個性=カラフル」など、テーマとアイテムをつなげていきます。
このプロセスを通すことで、どんな小さなグッズでも
学校の理念が宿ったメッセージ性のあるものに変わります。
Z世代が共感するのは「ストーリー+リアル」
今の高校生たちは、表面的なかわいさや流行よりも、
背景にあるストーリーに共感して行動する傾向があります。
「なぜこのデザインなのか」「誰が作ったのか」といったリアルな物語に惹かれるのです。
たとえば在校生がデザインに関わったり、学生が配布時に直接紹介したりすることで、
ノベルティが単なるモノから“共感を呼ぶ体験”へと変わります。
ストーリーが加わると、受け取った高校生もその学校を自分ごととして感じられるようになります。
ストーリーを“伝える”ひと工夫を
せっかく想いを込めたノベルティも、ただ配るだけでは伝わりません。
短いメッセージカードやタグを添えたり、SNSでハッシュタグを使って投稿を促したりすることで、
想いを共有する仕掛けが生まれます。
ノベルティは話題を生むきっかけでもあります。
ストーリーが伝わることで、手に取った瞬間からブランド体験が始まり、
記憶に残る学校として印象づけることができます。
SEKAIでは、企画からデザイン・制作までを一貫してサポート。
学校の個性を伝える“ストーリーのあるノベルティ”づくりを、一緒に考えてみませんか?

