COLUMN
🎓SNS時代における紙ツールの役割
2025.11.07更新
学校案内・DMが“最後の決め手”になるには理由がある
1. 情報は溢れているのに、印象は残りにくい時代
高校生が進路を考えるとき、最初に触れるのはSNSやWebサイト。
動画や投稿を通じて学校の雰囲気を感じ、口コミやレビューを見て比較する──そんな時代になりました。
けれど、実際に学校を「選ぶ」瞬間を思い返してみると、多くの生徒が手にしているのは一冊の学校案内や、一通のDMです。
SNSで興味を持ち、Webで情報を集め、最後に背中を押すのは“手に取った瞬間に感じた印象”。
その役割を担っているのが、紙のツールなのです。
2. 紙が持つ「感じさせる力」
紙には、情報を「伝える」だけでなく、「感じさせる」力があります。
ページをめくる音、手触り、印刷の質感――それらは言葉にならない温度を届けます。
デザインや写真、紙の厚みのひとつひとつが、その学校の“人柄”や“想い”を語ってくれる。
だからこそ、紙は学校の分身として、生徒や保護者の心に残るのだと思います。
3. 紙とデジタルがつながる時代へ
今の広報活動では、紙ツールが“孤立した存在”ではなくなっています。
DMからQRコードで動画に飛んだり、パンフレットの中の特設ページからSNSに誘導したり──
紙とデジタルをつなぐ工夫によって、**「一度きりの接点」から「継続的な関係」**へと広がっています。
紙は、デジタルへの“入口”であり、出会いを温かく演出するステージでもあります。
4. 想いを届ける広報へ
私たちは、紙をただの媒体としてではなく、**“想いを届ける手段”**だと考えています。
手に取った瞬間に伝わる雰囲気や温度感こそが、その学校の本当の魅力。
「どんな言葉で伝えようか」よりも、
「どんな気持ちで届けたいか」を大切にしながら、デザインや表現を形にしていく。
SNSが当たり前になった今だからこそ、紙の価値がより際立ちます。
デジタルのスピードと拡散力、そして紙の温度と記憶に残る力。
その両方を組み合わせることで、学校の“想い”はより多くの生徒に届いていくはずです。
5. SEKAIが目指すもの
SEKAIは、そんな“想いを形にする広報”を、これからも学校の皆さまと一緒に考えていきます。
DMや学校案内を通して、「この学校に出会えてよかった」と感じてもらえる瞬間をつくる。
それが、私たちの目指す「SEKAIらしい広報」のかたちです。

